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座卓部・新館 -tatami-room round table club-

淘汰率 




■2019/0104





ところで、『 自然淘汰されることもあるから飼育下で一定数問題が出る、または死ぬのは仕方がないこと 』


これ昔も今もよく言う飼育者は意外と多いんだが、履き違えるなよ?

断言しておくが、自分の飼育下で一定数まともに育たない・問題が出る・死亡する。
これらが発生する場合、どこまで行こうが 『 飼育者の理解不足・技術不足 』 でしかないからな?


自分の飼育下に問題が有るから安定した育成・長期飼育の結果が出ないんだろうが。


そもそも自然淘汰率の問題って何が有るんだよ?
前提として、野外での生体に対しての負荷と、飼育下での生体に対しての負荷は違うことが認識できてるか?
野外と飼育下では死亡要因が大分違うぜ?

爬虫類の野外での最大死亡要因は、一部例外はあれ、基本的には他生物による捕食だろうよ。
わかると思うが、飼育下でなるような 『 病気 』 なんてもんは野外じゃそこまで発生しねえぞ。
ヘビ、または他の爬虫類の国内での生存率・飼育年数・繁殖攻略率考えてみろよ。
大半の種類が数年・数ヶ月で死んでるじゃねえか。
飼育下での死亡率を野外に当てはめたら、野外の爬虫類なんぞ絶滅してるだろうが。

昆虫等の場合は特定要因下での淘汰率をクリアするのは存外難しい。
だが爬虫類の場合は、昆虫よりはわかりやすく、人の手で操作・構築が可能だ。


自然淘汰率を失敗の言い訳にする連中は、この淘汰率を、
野外で何の積算負荷が発生して機能不全・臓器不全に至るのか、ではなく、
『 先天的な発育不良因子を、孵化した段階で持ち合わせている 』 という概念で話している。

で、孵化した後それが後々(数年以内)に出てくるってなあ。



では、先天的な発育不良因子・阻害因子とは何だ?
それを考えるには、産卵した親の卵の形成効率・卵内の発達効率・孵化後の育成効率をある程度理解している必要がある。

何の要素が絡んで母体自体の問題になり、卵の段階から孵化後の発達・育成効率に影響が出るようになるのか。

これが見えない程度の理解で何故、一定数が自然淘汰で死ぬなんて考えてんだ?

その個体に弱い部分があるなら、ソレに合わせた対処や体の構築はしたのか?

淘汰率を考える前に、その野外での死亡要因は、
飼育下での生体への機能・要素・部位・因子の操作・構築をすることで、クリア出来る問題であるかどうかを考えたか?

まぁ当然してねえよな。



逆に、野外固有の積算負荷で一定数死ぬ、
と考えれている場合は 『 何かが負荷になって死ぬ 』 という観念を、その飼育者が持ち合わせているはずだ。

そしてその観念があれば、自身の飼育下で、何が負荷になってその問題の発生に繋がっているのか。
と、原因を考え始める事が出来る。

だが淘汰率を謳う人間は、前提として、『 自分の飼育環境は何一つ問題が無い 』 と考えているから自然淘汰率に逃げる。

自身の飼育下で一定数発生する問題を、自分の問題ではなく、生体の問題だと言って。


飼育者自身がその問題の解決のために、生体の体に何を供給・構築出来るのかを考える必要があるのに、
先入観的な環境や、得ている情報への合否の適合ばかり考えて、
生体の、または個体ごとの体質、積算状況や構築状況を殆ど見ていないよくあるパターン。


安定して育成が出来ない、死亡要因も問題の発生原因もわからない。

この、『 わからないこと 』 が在るのは、飼育者の問題以外の何だってんだ?
何をしたらいいか、すらもわからなければ尚更な。

それともアレか?
自分に認識・理解出来ないものは、存在しない・間違いだとでも、
分からない自分に納得させてみろと言って逃げ続ける、無知を盾にする馬鹿特有の回避行動でもするか?www

わからないことを野放しにして、生体に自分の理解不足・技術不足を責任転嫁するんじゃねえや。




ちょうどいい例が、ウチのゲーイーホグノーズのCBだ。

野外で数年育って輸入されるWD個体は異常なほどの強健種だが、CBベビーはソレとは真逆の生き物だ。

私がCBを出して育成してる時、WD個体の強健さの先入観を捨てれず、CBベビーも強健で当たり前だろうと考え、
ベビーの脆さ・弱さを母体の産卵能力に責任転嫁していたらどうなっていた?


当然、せっかくのCBは全て死んでいる。


私は構造理解をしている都合上、問題の在る部分の絞り込みはある程度は可能だ。

故に初見でゲーイーホグノーズCBベビーの構造理解をし、対処が出来た。
WDヤング~アダルトサイズとは全く違う生き物だと見抜くことが出来た。


だが、問題の発生が 『 その種、またはその段階で何が必要なのか 』 という思考ではなく、
母体の問題や淘汰率のせいにするような思考をしていた場合は、全て死ぬ失敗を何度も繰り返していただろう。


この淘汰率の観念も、爬虫類を飼育する上で古くから在る理解と攻略の妨げになる観念だ。

まぁ業界の現状見ればわかると思うが、責任転嫁系の思考や、
情報情報と他人から教わればそれだけでやれるという思考、
飼育下で必要要素を削った状態で生かせている期間が長いほどその種への技術がある、
という思考を持つ人間ほど、消費してるだけで終わってきただろう?



あのなぁ、その種を理解・攻略するってのは、
飼育者当人の思考力や概念開拓ってのは不可欠の要素になるんだわ。

海外のショボイ情報程度で、その種に必要なモノが全て得られているとでも思ってんのか?

なに与えられただけのママゴトみてえなもんだけでやろうとしてんだ、阿呆臭え。







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2019/01/04 Fri. 08:23 | trackback: -- | comment: 0edit

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