08 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.» 10

座卓部・新館 -tatami-room round table club-

やはり厄介 




■2017/0625





トウブモンペリエスネーク
Malpolon monspessulanus insignitus

DSCF7115.jpg

産んでくれた♀なんだけど、♂は♂で厄介な部分があるが♀は♀で厄介な部分がある。

モンペリエスネークの♀の厄介さは産後にある。

というのも、通常時と比べて産後は体温の維持能力が著しく低下する。
体表を触ると中空気温の割に冷たいのだ。
食べたものの一部を消化しきらずに、軽度の胃腸炎で少量ではあるが吐かせてしまった。

ちなみに♂は交尾後も体質は何も変わらず。

通常状態に戻るまで何ヶ月掛かるかわからんが、3ヶ月ぐらいは再構築しつつ様子見なければならんか。
そこでまた反応値見てみようか。

これ、産卵の度に消耗によるこれだけの体質変化をするということは、
低下した消化力に対して小さなエサを供給する、という判断しか出来ないのであれば、
負担が積算したまま翌年を迎えることになるわけだ。

要はコンディションを再構築出来ないまま連年繁殖する場合は、
2度目以降の繁殖の♀に掛かる負担とリスクが増加するということだ。




んで卵の方だが、こちらも苦戦中だ。

以前モンペリエスネークの卵を写した画像で、床材に砂利を入れていたのに気づいただろうか。

あれは、どうせこの種は卵の水分揮発量が低く、水分吸収量が低いのだろうと予想して、
卵底面からの水分吸収量を調整するために砂利を一定量混ぜていたのだが、
その卵の性質差異が私の想定を遥かに上回っていた。

現状から言うと、卵を回収して数日で2卵の発生が停止。
そのさらに数日でもう2卵発生が停止。
その数日後にもう2卵が微妙な状態になる。

で、残り4卵は大丈夫そうだが、その微妙な2卵が経過観察という感じ。

そしてこの種の卵の性質上、卵の状態が崩れてからの補助が一切出来ない。


・・・本当に厄介極まり無い。

現在は卵の性質は理解し、卵に何が起きたかは当然理解しているが、初見ではまぁ苦戦するわなこれは (´・ω・)


卵回収後にあの床材にセットした後、数日で2卵が発生停止したということは、
セット後、1日・2日で致命的なダメージになっていたということだ。
そして最初の2卵が発生停止した時点ですぐに状況を理解しセット内容を変えたが、
そこからまだ駄目になったことから、たった1日・2日の初期ダメージがどれだけ深刻なものだったかはよく分かるだろう。

あと1~2日対応が遅れていれば今回の卵はまず全滅だったろうな、笑えねえ話だ。

これだから卵の放置はできないのだよ。
なんとなくでもやれる種類とは違い、種別差異が未確定なものは特にな。

おそらくモンペリエスネークの卵の性質は、生息地域や亜種でそれなりに性質差異の幅があるのだろう。
いずれ他の亜種もやるだろうけども、その時も注意しておかんとな。



普段の慣れた種類の繁殖でも、卵の機能と物理上の相互作用をしっかり考え、理解するためによく見ておくといい。

『 こうしておけば大丈夫 』 が前提では、技術の成長は必ず行き詰まる。

見るといい、想定しててもこのザマだ。


孵化まであと2~3週間か、まだ先が長い。





関連記事
スポンサーサイト
2017/06/25 Sun. 06:53 | trackback: -- | comment: 0edit

コメント

コメントの投稿
Secret