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座卓部・新館 -tatami-room round table club-

復旧中 




■2017/0408





ブラックラットスネーク・リコリススティック
Elaphe obsoleta obsoleta

DSCF7053.jpg

現在コンディション復旧中。
鱗・皮膚・皮下脂肪の体液量が減って駄目なタイプの光沢が発生してる。
触った感触も固くなったし、
皮膚の機能力が低下してるせいで表皮からの水分吸収量・保持能力も露骨に低下している。
だが低下箇所はそれだけではない、細かく書いたらキリがない。

去年の5月辺りから管理がまともにできなかったのでコンディション低下はおろか、1年間ほとんど成長していない。
とは言え160~170cmぐらいはあるのだけど。



さて、首周辺の体の側面の鱗と、腹板の鱗の接合点を見てもらえるだろうか。
接合点の彫りが深くなって窪んでいるのがわかるだろうか。

皮膚や体脂肪の体液量が減り、少し痩せるとこのように彫りが深くなる。
体液による鱗と皮膚の膨張力と張りが減るせいだ。

ただ少し痩せるだけならそんなに窪むことは無い、体液量が減っていることが一番の原因なのだ。

力を入れた際に出る接合点の段差とは違うので誤認しないように。

体上部・側面の鱗の場合はまた別の表現になり、皮膚の体液膨張が減り鱗同士の距離が詰まるのだが、
私はそれをそのまま、 ″身詰まり ″と呼んでいる。

これ、駄目な例ね。

以前上げてあるリコリスの画像を見てみるといい、僅かの差異なのだが。
まぁ画質の問題で、ただの陰影なのか窪みなのか微妙によくわからないだろうけど(汗)
本来もっとなめらかで、直に触れているとよく分かるんだ。



まぁウチの連中は、体脂肪体積を細胞密度ではなく体液量で増やしているので、
体脂肪密度で皮下膨張力を発生させている個体と違い、身詰まりが発生しても早めに復旧が出来るけども。
体液量や体液循環量の基礎が高い都合で、体液量が低い個体に同じ現象が発生した場合とは負荷がまったく異なる。

ウチのように体液量で皮下脂肪が膨張している個体は、
体液量低下が蓄積し、同時に細胞数が減少した際にそれ(接合点の窪み)が顕著に出る。
物理的な形質変化の都合でな。
体液量が多く、柔らかい状態で拡張しているということは、萎んだ際にはシワ等が出やすくなるということだ。
おそらくは脂肪密度が高い個体が痩せた時よりも表面化しやすいだろう。


しかしこれが育成下で水分供給量が少なく、低い体液量がデフォ化してる場合は、
鱗や皮膚が元々拡張していないため、低下後に顕著には出づらい。
窪むほどの元々の皮下脂肪の厚みや柔らかさが無いから、物理的に形質変化しづらいのだ。
だが接合点の窪みは出づらいが、側面~上部の身詰まりは普段から発生している。

ただ、成長(体積の増加)と共に脱水量が増加・積算されて徐々に表面化してくるパターンはある。
単純な事なのだが、体積が増加するということは要求量も増えるということなのだが、
小さいころと変わらずに低い供給量のままだと負荷が積算してそうなる。

これ、一般飼育者の所では大概が供給量が変わらず、その都合でコンディションが低下してくる場合が多い。
アダルト個体の背肉が落ちている個体が多いのはその理解が足りないことによる原因が多い。

ただガレている個体を、痩せている方が長生きすると勘違いしている飼育者も多い。

その場合は首周辺の側面鱗と腹板の接合点の窪みが発生した・している場合は、
コンディションがかなり削られていると考えていいだろう。



ヘビの飼育において、同じ現象の発生でも意味合いが異なる事柄は多い。


DSCF7054.jpg
去年の5月ぐらいからずっと管理できない事に苦渋を味わい続け、精神的には病気よりもそちらの方が負担になっていた。
何が起きているかわかる分、余計にな。


だがこの期間中もヘビへの構造理解は進展している。
この期間中に少し面白いデータも取れたので、いずれ書こうかと思う。

さ、なるべく早めに復旧させていかんとな。






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2017/04/08 Sat. 01:13 | trackback: -- | comment: 0edit

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