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座卓部・新館 -tatami-room round table club-

飼育者として、吐いてはならない言葉と意識 




■2016/1111






さて、更新は暫く先になるつもりだったが、
些か我慢ならん言葉を見かけたため、少し無理をしてでも書いておかねば気がすまない。


これ以降また暫く更新しないのでまた後日。
次回更新はおそらく来年になると思う。

ゲーイーホグノーズが繁殖成功したけど、それも来年記事にする。




また説教じみたことを書いておこうと思う。
まあ前にも書いてあることではあるんだが、駄目な例を題材に話していこうか。









某ツイッターで見かけたのだが、コレ。
最低限の気遣いだ、名前は消しといてやる。

20161110.jpg




紫外線がオカルト?
オカルトってのが気に食わねえ。

ではこの状況を成しているもの、この人間が何を言っているのかを説明しようか。




まず、紫外線の必要性に関してだが、いつまでそこの水準で止まっているのかと。


初めに明確にしておくが、
紫外線の効果というのは表面的には直接視覚的な影響は露顕しない。


その都合で技術の無い人間からすれば影響値を割り出せない。


ヘビ、または爬虫類における紫外線というのは直接的な効果は、ラジコンへの充電のようなものだ。

いくら機体をメンテナンスしたり改造して馬力を上げようが、
電池の出力が弱くなれば馬力は当然低下していく。

ヘビも同じことで、紫外線を供給しなければ電池的な要素による稼働量が緩やかに低下していき、
その低下した分が体や内臓の負担になる。

コンディションや体の機能を支えるのに必要なものではあるが、
紫外線を供給することで、極端にコンディションが上がるということは無い。


あくまでも体のあらゆる部位の機能を基本的な稼動状態に持っていく、というのが紫外線の効果だ。

紫外線の要求量を満たせた場合は、供給に対する反映値を正常な位置に持っていける、ただそれだけ。

紫外線の効果について、これが最終的な答えだろう。


ただし、他の要因で削られている場所を復旧する効果は無いので誤解のないように。
他のもので削られているなら、別にそれに対応するものを供給する必要がある。



CBなんかでは紫外線の遮断影響が出づらいが、WD個体では露骨に影響が出る。
しまいに種類により出やすい種類・出づらい種類がいる。
遮断影響が出やすい種類の代表は、馴染みのある所では、

ナンダ・カサントウ・ヒメナンダ・ブラックレーサー、
・アオダイショウ・リュウキュウアオヘビ・コーチウィップ、

主にこれらだ。
他にWD個体は全種紫外線は必要ではある。
そして要求量や効果の維持性等がそれぞれ違う。




ではどうやって紫外線の効果を読み取るのか?
上記にも書いたように表面的に効果は直接露顕しない。




読み取り方はこれだ。

紫外線を供給した場合・しない場合との、他の供給要素に対しての反応値の差異を見ることだ。


検証方法は簡単だ。

野外産アオダイショウを野外から・窓からの光が1mmも入らない部屋で、
部屋の天井の電球光だけで飼育する個体と、
紫外線灯を使って飼育する個体で、
5年間、その状態推移のデータを取ってみるといい。

当然部屋自体を分けて飼育、そして各条件5頭づつ以上の個体でだ。


使う個体も関西系ではなく、関東系がいい。
関東系の個体の方が遮断耐性が低い個体を多く見受ける。

他の種類では駄目だ。
飼育者の技術不足で死ぬ確率が高い。
他要素への耐久性が高く、かつ紫外線遮断の影響がわかりやすいアオダイショウが適切なのだ。


2年~5年で死に向かうのか、2~5年でコンディションが上がり続け当たり前のように生きているのか。
最終的な結果として発生するのはそういう差だ。



そしてその上で、他の供給項目による反映値の差異を見ること。

この差異を理解しなければ意味が無い。

反映値の差異でしか、紫外線の効果は理解できない。

簡単な所だと、喰わせたものからの血肉への変換率。
体表からの水分の吸収量と保持能力にも差異が出る。

まあ突っ込んだら差が出ない場所なんて殆ど無いのだが。

上記だけでは突発死が起こるか起こらないか、
食べてても痩せてくるかこないか、のデータにしかならないからな。


これにより得た理解はあらゆる種類に応用可能だ。
これは基礎中の基礎であり、WD個体を扱う上で最低限必要な理解だ。

どういった推移や差異が発生すれば遮断影響がどのくらい出ているのか、というのを算出できるようになるのが必要だ。

そして他の部分の理解が増えれば、上記の理解を拡張させ発展もしていける。


稀に何もしなくても延々と生きている個体がいるが、そういったイレギュラーは除外する。
そもそもそういう個体は半休眠状態のため、明確なコンディションの上下もなくなっているはずだ。






紫外線のデータを明確に把握したいなら上記の方法以外は存在しない。

私のように数少ない限られた条件下で何が必要かを、
その構造がどうなっているのかを把握していくには、
それ以外の部分の理解量が絡んでくるので、まず無理だ。

そもそも必要なものは爬虫類の知識だけではない。


だが紫外線の部分のみのデータを取りたいなら上記手法で間違いはない。


以前も書いたが、
ヘビの紫外線遮断による状態推移はカナヘビ等に紫外線を供給しないで発生する状態推移と同じだ。
その推移の期間を1年・2年に引き伸ばして考えればわかりやすい。

事実、内臓にどういった変化が出て死に至るのか、というのはカナヘビと変わらない。

何故この推移の遅さが発生するのか。
それは単純にヘビの耐久性に基づく。
他の爬虫類であれば簡単に死んでいる状況でも、ヘビは耐えて生き残る。
この耐久性は特定の要素のみでなく、爬虫類としての生体活動全てにわたる。






で、オカルトと言ったこの人間は何をもってその言葉を吐いたのか。

そこに言及するのであれば最低限、上記手法で検証してからでなくてはならない。


そして、

供給差異による栄養反映率や水分反映率のデータは?

体を構成する各機能の稼働率は?

内臓稼働量として最も最初に効果が出るのが何処だかわかっているのか?

尿酸の生成効率への影響は?

WD個体の突発死の原因は?

死ぬ前に発生する発作でのた打ち回る原因は?

食べても痩せてくる現象の理由は?

体温の運用効率は?

あらゆる種のWD個体が未だにまともに飼育されていない理由は?




私のコンディションの定義上では最低限、以下の項目の成立が求められ、常にそれを把握している。

ヘビのコンディション項目(2015・改)

1・体内水分量(水分供給5項目による体表・体脂肪・筋肉・内臓・血液・体液全般等の水分量の確保等)
2・毛細血管の稼働量(血中脂肪・不純物・老廃物などの非蓄積性、体内水分量の確立)
3・体液循環量(約同上)
4・体内濾過効率(血中の余剰栄養素・尿酸排出効率、腸管からの尿酸の非循環性の確立、体内の水分交換量等)
5・栄養反映率(紫外線や体内水分量、他の主動力源の供給による内蔵の機能上昇・順当な成長の蓄積)
6・水分反映率(同上)
7・免疫稼働量(体内水分量・紫外線・光源熱・粘膜循環量・口内、鼻孔への水分供給量等による粘膜サイクル補助等)
8・体脂肪比率(体表脂肪・内臓脂肪・血中脂肪量等)
9・基礎代謝量(体温推移・運動量・光源熱・紫外線・体内水分量による細胞の活性量、余剰栄養素の消耗等)
10・体内の水分交換量(新しい水分を摂取し体液の鮮度を上げる、濾過効率の向上)
11・体細胞の性質の形成(供給蓄積・食物による体質への性質付与等)
12・粘膜分泌量・循環量(消化力や免疫力の向上)
13・総合的な内臓稼働量(上記要因構成に基づく総合的な状態)


WD個体には紫外線を供給しないだけで上記項目へのアプローチは一切反映しなくなる(経過時間により反映しなくなってくる)
追記していないが現在は上記より少し項目が増えている。




こういうデータを取ったのか?

体内で何が起きているのかを理解したのか?

説明してみるといい。

当然100%取っていない。
そもそも多くのWD個体を扱ってすらいないだろう。
扱っていても現状、その言葉がでるならば、問題の解決のために何もしていないだけだ。


反論としてはこの手法しかないだろう。

寄生虫かもしれない、何か他の要因が、爬虫類は何が起きるかわからない。

この3つがベースになる。


寄生虫がというならば寄生虫が体内で優位性を持っていることにまず気が付かなくてはならない。
無条件で寄生虫負担で死に至るということはまず無い。

そもそも免疫稼働量において寄生虫に対しての抑制力を上げる手法はあるが、
寄生虫が・・・と言った時点でそれを理解していない。

駆虫は薬品だけが出来るものではない。



他の要因が・・・
というならただ単純に自分の ″わからない ″を盾にして逃げているだけだ。



何が起きるかわからない・・・
ならば理解量を増やしてそのリスクを少しでも排除しようとする姿勢が見受けられなければならない。
検証をしない状態での安易な発言はする理由は無いはずだ。


いかなる反論も紫外線が必要ということが証明されていない、なぜなら自分が理解できないから。
という性質の言葉のみになるだろう。

最後は自分の所では問題は出ていないから、という言葉で逃げるだろう。





無責任。


ただこの一言に尽きる。


その言葉を見る人間に対しても、ヘビに対しても。





その言葉は本気で野外個体の飼育下でのコンディションや快適性、
未来を考えてやっている人間、やってきた人間に対する侮辱でしかない。






ならばこの人間はあらゆるWD個体を太陽光も人工紫外線も一切入らない部屋で10年以上楽に飼えるはずだ。

同時に、昔の私もWD個体をいくらでもこなせているはずだ。


飼育難易度が高いと言われている種類でも紫外線一つで極端に簡単になる種類もいる。

何一つ検証しない状態で、供給状況ごとの差異も把握しないで、何がオカルトか?

挙句検証が他人任せとくる。


面識はないが、
ツイッターで見かけるグリーンパイソンやツリーボア大量にやっているあの人も紫外線は使用しているそうだが、
もし使っていなければ、間違いなく今までの飼育歴の中で、積み上げてる死体は何倍にもなるだろう。



″必要無い・無くても問題ない ″という言葉がどういう意味になるかわかるだろうか。
この人間が言った言葉はヘビに対して、



今までの飼育下での歴史と同じようにただ死ぬ事だけを繰り返せ。

何一つ理解されること無く死んでいけ。

自分が十分と思うだけ生きた個体だけが正しい個体だ。




という意味を向けているのと同じことをしている。
本人がそう意識していようと、いまいと。



飼育というのは本来、
どれだけ必要な物を満たし、負担を軽減させ楽に生きさせてやれるのか。

というものの追求以外はない。
この人間の言葉にそれが無いのは傍から見てもわかるだろう。



妄言(オカルト)吐いてるってのは誰の事だ?

生体の強さに甘えている典型的な悪い例。







まあいずれにしても、ある種の答えは当の本人が出してくれる。

理解不足は必ず自分にツケが来る。
(昔の私がいい例だ)

そして最後にこういう人間が放つ言葉は一つ。



『なぜ死んだかわからない』



クソくだらねえ、反吐が出る。








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2016/11/11 Fri. 02:31 | trackback: -- | comment: 0edit

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