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座卓部・新館 -tatami-room round table club-

実は高難度 




■2016/0221





アオダイショウ
Elaphe climacophora

2016_022000011.jpg
少ない給餌量でデータ取ってるけども、やはりWD個体に対して紫外線をやるかやらないかでは推移が全く異なる。

少ない給餌量で栄養反映率のデータを取る場合は誤魔化しが効かない。
給餌量を多くして一過性の肉付きを作ってしまうと内臓稼働量・栄養反映率の底値が正確に把握できない。
少ない給餌でどれだけ血肉に変わるかで、肉付きの維持力で、成長力で、反映率の底値を把握できる。

また、反映率の底値が上がっていれば給餌量を増やした場合でも余剰栄養素が負担になる量も減るだろう。
そこがあるラインまで上がってれば当然他の関連のある場所も、紫外線要因の部分はある程度は上がっているしな。

この子は現状体の肉付きの部分は全然上げていないけど、
全体的な内臓稼働量が上がっているので、少し多く食べればすぐに肥えていける状態にある。
そういうのが把握できるようになったのは嬉しい限りだ。
2016_022000012.jpg

アオダイショウは飼育が簡単などと言われているが、個人的には難易度はTOP10には入る。

WD個体は地域により紫外線遮断耐性が異なり、耐性が高い地域個体群でも、
数年以内に内臓稼働量が低下し、栄養反映率・水分反映率が下がり食べてても痩せてくるという減少が発生し、
その後、発作でのたうちまわり突発死が発生する。

トカゲなどとは違い、紫外線遮断の推移が遅いだけで発生している事象は変わらない。
カナヘビ等に紫外線を遮断し、1ヶ月以内の推移を見てみるといい。
その1ヶ月程度の推移を半年・1年・2年という期間に引き伸ばしてみると、
WDのアオダイショウに紫外線や太陽光を当てない事で発生してくる状態とほぼ同じになる。

特にアオダイショウは耐久力はあるが比較的早くに内臓稼働量が低下し、
まともに飼えていない状態になり、ただ耐えて生きているだけという状態になりやすい。

この種のWD個体には紫外線はおろか、光源熱(バスキングライト)すら必要になる。
毎日は必要無いが、週に2~3日程でもその2つを供給すると内臓稼働量の上がりが違う。
また、この2つを供給することにより免疫力がかなり上がる。
皮下線虫なんぞ勝手に消えていく。

CBの場合はどのぐらいの年数から問題が発生してくるのかは分からないが、
長くやり込むなら最終的には必要になるだろう。


あと紫外線の話でビタミン類とカルシウムの話しかしない人間は多く、
今だにソレをサプリで摂らせれば紫外線の代用効果が望めると考えている飼育者は多いが、
そもそもビタミンやカルシウムは、消化力や尿酸生成・排出等の体内濾過効率や細胞の維持などを、
その成分単体で補うほどの性能は持たないし、代謝のバルクアップ等はまぁ有り得ない。
それ以前に紫外線遮断で栄養反映率が低下していくので、上記成分の吸収すらしなくなってくるから不可能な話だ。


まぁただ、紫外線やってればそれだけでいいかというと、ソレは違うので他の要素は当然また別に供給が必要だ。

アオダイショウはまともにやろうとすると、意外と手間を食う種類だ。
が、最近アオダイショウが面白いので早く幾つかの産地を導入したいものだ。





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2016/02/21 Sun. 07:57 | trackback: -- | comment: 0edit

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