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座卓部・新館 -tatami-room round table club-

ヘビの成長力の一部のちょっとした話と愚痴的な 




■2015/0927






コモンカーペットパイソン 
Morelia spilota variegata

2015_09260002.jpg
ウム、ボチボチ成長してる。
一応目標は300cm。
小型とか言われてるニューギニアカーペットだかイリヤンジャヤカーペットだかの方でも、
250cmだか280cmだかのサイズが海外に居るみたいだから、まぁ狙えなくはないだろう。
セントラルとかコースタルとかは比較的楽に300cm行ったりするんだろうが、
コモンカーペットで狙うことに意味がある。

私はパワーフィーディングとかは現在全くやっていないから、
それこそ10年以上ぐらいは掛ける気でないと辿り着かんかもしれんが。
当然そのサイズになる前に諸要因で成長がほぼ止まる可能性も十分にある。
目標はタダだから・・・(白目)


まぁキ○ガイスペックを持つ種類や個体差以外は、何食べてても伸び続けるという状態にはならないだろうから、
ソコをサポートするのは人の理解の部分だろう。
2015_09260003.jpg
例えば基礎的なコンディション下範囲での話で、
体内の成長を促す要素と、体内の成長するための基板を作る要素はまた別で、
この2つを合わせて『成長力』が成立する。

基板の部分が一定条件以上確立していないと成長を促す要素の反映率が落ちる。
何の種類でもそれはあるが、一部のヘビの種類ではこれが露骨に現れる。
大概が気づかないだけだ。

また、基板だけ作っても促す要素を一定以上供給しないと当然成長速度は落ちる。
うちのコーンスネーク連中などが良い例で、あれは基板は作ってあるが、
コーンスネークの成長を促す大きな要素はマウス食供給のため、コーンスネークにマウスを殆ど使わない私の所では、
明らかに成長速度が遅い、というわけだ。
それは栄養価の問題ではなく食物の性質の問題だ。
栄養価=成長速度・成長推進力ではない。
まぁ今の自分は成長は急いでいないからそれでいいのだけども。


当然全ての種が齧歯類で成長を促せるかというとそうでもなく、
種類ごとに給餌内容(エサの量や種類)の、ある程度の調度良い比率がある。

いくら基盤が作られていても齧歯類単品や鳥類単品だけやってると成長速度が落ちる種類も居る。

が、この成長力というのは一定以上の成長速度を確保し、
早く大きくなればなるほど成長力が順当に稼働してるかというとそうではない。
そこには緩やかにでも成長し続けていける体、という意味が含まれる。
成長速度が遅い=成長力が低い、コンディションが悪い、という話ではない。

逆にコンディションが悪くても喰わせてりゃ伸びる個体も居る。
間違い無く後々問題は発生するが。


このコモンカーペットパイソンはただ喰わせてるだけの飼育下では露骨に成長上限のダウンが見られる。
まぁカーペット含め、他のヘビも早く大きくしようとするよりも、
長く成長し続けていける体を作ったほうが最終的には大型化するだろう。
成長速度なんてのは一定以上あればいい。
体の内部の細かい部分を丁寧に作って発育してもらった方が、
大きくなった後に発生する体への負担も、構造上軽減できるだろうしな。

その辺はカメの甲羅の発育とリスクに共通する部分があるのではないか。


また、初動成長が重要だという話があるが、
それは生体に対しての飼育下負荷と関連がある部分があり、
生体に対してのある種の『騙し手』のようなものではないかと現段階では仮定している。
というのも、パワーフィーディングなどは喰わせる量と成長速度の上限値が吊り合わないのだ。
また、体全体の細胞密度・細胞圧(とでも言うのか?)を上げる事により、
飼育下負荷による成長基板のロスを無理やり防いでいる感が否めない。

その場合、余剰脂肪関連で別の問題を抱えさせることになり、
それに耐えれる個体はある程度までは大丈夫だろうが、耐えれない個体はリスクの方が優先されるだろう。
現状大丈夫でも後々出てくる問題も想定される。
一過性であればいいが、持続的な内側に向かう細胞圧・体脂肪圧なんてのは確実に寿命を縮めている。
長期的に見ればサイズの上限値を体の構造的には下げることにつながる可能性の方が高い。
喰わせてりゃ伸びるなんて安易な話なら、誰がやってもキ○ガイサイズが出来上がる。


しかし上記中の調整全部満たしていれば最終的には大型サイズまで伸びれるかというとそうでもない。
成長力や上限サイズに関連する要素は当然上記だけではなく、他にも結構ある。
これはあくまでも一要素だ。

細かい部分は書いてないから、こういう話もあるよ的な参考程度に。
成長を促す要素・基板の要素の諸々の条件差異・条件構成などは自分で見れるようになってどうぞ(´・ω・)
(気が向いたら書くかもしれないが)



まぁある程度やり込むと色々見えてくるので他の飼育者の方々も、
本やネット上の既存の情報をあてにするのではなく、
自分の目と頭でそれ以上のものが見えるまで、できるだけやり込むことをお勧めする。

ヘビのジャンルにおいて、飼育書やネットに転がってる基本情報なんてのは、
『金魚を金魚鉢で飼育する・できる』程度の話なので、『その先』なんてのは当然ある。

最初のうちはそれでもいいが、
5年以上・10年以上と長くやってても何時迄も低い理解水準というのはいただけない。
飼育頭数が少ない場合は、生体から得れる情報量の問題で仕方がない部分もあるが、
種数や頭数抱えてる人間は特に理解を増やさなければならないと考える。

理解してやってても諸条件でダメにする場合もあるから尚更だ。
できるだけ唯の消耗品にはしたくはないしな。

私でもまだ所詮は金魚を水槽で飼育し、水の濾過の仕方が分かった程度だろう。
ヘビのジャンルでも上には上が居るので、
もしそういう人間と知り合う機会があればできるだけ話を聞けばよろしいです。

爬虫類は一般層の飼育下においてはカジュアルな意識を見受けるが、実際はもっと泥臭い生き物だ。
敗北と理解を繰り返し、ヘビと同じ泥に塗れていけばよろしいです。
その泥越しの世界でなければ見えないものがある。




こないだ引っ張りだして遊んでもらったんだけども、気づかない内に意外と太くなっていた。
2015_09230001.jpg
部屋での作業の都合上、膝下までの長さのハーフパンツで居ることが多い。
一度コレを履いてしまうと動きやすくて室内では手放せない。

まぁこの子でまだ150cm程。
成長を急ぐ必要は無い、下手に急げばリスクを上げるだけだ。
コモンカーペットパイソンは内側のコンディションがある程度高ければ冬も拒食らない。
だが1月中あたりは何も喰わせない期間を意図的に作る。
2月中もいつも以上に控えめ給餌になるだろう。
当然それには幾つかの理由がある。

さて、適当にゆっくりやっていくが来年の後半にはどこまで伸びれるものか(´・ω・)










話は変わるが、この手の話書いてていつも思うが、
先日もある種類の画像を検索していて、暇つぶしにリンクからその記事に飛んだりしていたのだが、
まったくもってヤモリ・トカゲやカメやカメレオンは一般層が保有する・向けられる技術水準は高めだが、
ヘビは何時迄も一般層の技術水準が低いままだ。
その上、情報を発信してる側が自発的にヘビの構造の理解を突き詰めるといった行動が全く見られない。
繁殖が至高ではないのだよ、ヘビの場合はその先がある。


それというのも最初に飼育法を『これが基礎だ』と本などで提示した人間が、
ヘビに対しての理解水準が低いままそれを提示したことが何よりの原因だ。
飼育について記載されてる何処のページを見てもその低い水準のコピペだけ。
どうでもいいことしか気にしてないし、気にすべき事は見てもいない。
更にその低い水準ををベースに簡単に飼えるなどと販売側が宣うのも問題だ。
あれでは初心者とかには何も教えていないのと一緒だ。


特に【野外産のヘビに紫外線は必要無いと最初に謳った馬鹿】
は万死に値すると言ってもいい。
その言葉と意識は一般層の技術向上において、かなりの足枷になっている。



実際は野外産の個体は一部の種類だけでなく、要求量は違えど全ての種に紫外線は必要だ。

室内に窓越しやカーテン越しでもいいから太陽光が射す部屋であれば多少はその補助にはなる。
ケースの設置位置によってはかなりの効果がある。
だが、光が入らない部屋で飼育される場合は、特に紫外線遮断による影響が顕著に出る。
その情報を発信する側の状況の曖昧さも明確な認識の弊害になっている要因だろう。


その話が今だに信仰されるのは、簡単に飼える・飼えているという安心感を捨てたくないだけだからだろう。
他の種類であれば死んでいるような負担でも耐えて、取敢えず暫くは生きてしまうのがヘビだからな。

別段、基本的な技術水準を上げても手間がそれほど増えるということも無く、
最低限やらねばならんことなどは存外片手間で済む。
飼育下でのリスクと心配事が減るだけだ。


今だに突き詰めた技術も確立しておらず、
商用としての流通である以上、人の手元での諸理由による一定数の死亡は避けられない。
駄目にしなければ見えないものすらもあるしな。
だが最低限の技術さえ少し上がれば、それだけで死亡数はかなり減る。

ヘビからすれば迷惑な話だろうが、失敗しても死なせても構わない。
どこまで行こうが人の道楽と偽善の上での話にしかならんしな。

その失敗の上に得られる理解を得て、死ぬはずの個体を1頭でも生かしていければよろしいかと思います。






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2015/09/27 Sun. 09:39 | trackback: -- | comment: 3edit

コメント

丁寧な返信ありがとうございます。
私の稚拙なブログまで見て頂き、恥ずかしい限りです。

次にマウスを購入する時はさっそくヒヨコも混ぜて注文しようと思います。
ってことは、ガーデンツリーにもヒヨコをあげたほうが良さそうですね。

コモンにラットを食べさせるのは諦めました。
頑なに食べないので。
ボールが食べなかった時の処理をして欲しかったんですが、もうマウスとヒヨコだけで行きます。

ありがとうございましたm(_ _)m

goro #ubvJVqnE | URL | 2015/09/29 23:58 * edit *

goro様おはようございます。

ここ最近カーペットは体重とか測っていませんでしたが、
先ほど測ってみたら、1620グラムとかありました。

まぁ筋肉量や体脂肪・内臓脂肪量や
体内水分量などの構成内容で同じ体重でもその意味が変わってきますので、
体重の数値自体はあまり参考にはならないと考えてもいいです。
肉付きの参考データが必要でしたら海外のコモンカーペットの画像を、
只管見続ける・見比べるとイメージをしやすくなると思います。

また、筋肉や体表・皮下脂肪の保水量でも体の肉の乗り方とかは視覚的に変わってきます。

goro様のコモンは野外産の♂のようですので体長のみで考えた場合は、体重は軽めになると思います。
変に肉が落ちてるような感じはしないので、
肉を付けると考えるよりは、体を仕上げるという感覚でやったほうが適切かと思われます。
あとブログの方の話ですが、コモンカーペットには別段ラットを喰わせる必要性は無いと考えていいです。
その栄養価の多いものを喰わせればコンディションが上がる、というのも
あまりお勧めできない観念ですので・・・。
ぶっちゃけ理論的なメリットがありません(汗)


それよりもヒヨコを喰うようでしたらヒヨコをあげてください。
鳥餌は樹上性系・カーペット系の体内・体表のコンディションの底上げには欠かせません。
海外の動物園などでは脱水になりやすい樹上性系の連中に、
マウスに注射器で水を入れてから喰わせるという手法をやっている場所もあるようです。

が、まぁそれだとやろうとしている事の効果には一押し足りないので、
お湯で解凍して水をしっかり吸わせたヒヨコやったほうが、
狙ってる効果的にも体質形成の面からも効率が良いです。

その子ですと総給餌量の20%~30%ぐらいの量をヒヨコに変換すると調度良いと思われます。
生体を見たり触ったりで効果が見えてくるのは半年~1年程度は掛かると思いますが(長)
気が向いた時にでも試してみて頂ければと思います。



アニメですが秋シーズンも30本ぐらい見る予定ですので、必然となんかしら被ると思います(汗)
・・・また太らなきゃ・・・(*´・ω・)

レベッカ臼井 #- | URL | 2015/09/28 06:01 * edit *

興味深く読みました。
全部読みました。
感謝感謝。

参考までにお聞きしたいのですが。
臼井さんの150cmコモンさんは何gありますか?
うちの170cmコモンさんは1200gくらい。
痩せているのやら太っているのやら。
いや、太っているってことはないと思うのだけど。

話は変わりますが、もうすぐ秋アニメですね。
たぶん、好むジャンルが違うんじゃないかと思いますが、「それが声優」のように被るアニメがまたあると良いな等と勝手に思ってます。
深夜アニメを観てるっていう知り合いはゼロなので。

ではでは長文失礼しました。

goro #ubvJVqnE | URL | 2015/09/27 23:53 * edit *

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