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座卓部・新館 -tatami-room round table club-

復旧力 




■2019/0706





拍手コメントの〇〇様、コメントありがとうございます。
シモフリブタバナスベヘビもなんとかF2を産める所まで来ました。
F2で孵化と育成に障害が出ないようであれば、今後の繁殖はF2で別ラインと合わせるようにしていこうと思います。

ヘビの大型化も結構簡単に考えてる人間が多いんですが、実際は一般層が思う程簡単ではないです。
なんとなく他所の飼育者見てるとわかると思いますが、
各種に於いて、大型個体って殆ど話にも聞かないし見かけないんですよ。

稀に大型化してるのは、異様な負荷耐久力と成長スペック持った個体だけで、
そういう個体を引かない場合は、まず日本水準での並サイズで止まるか、並サイズになる前に死んでます。

長期飼育・繁殖・大型化、これらは安易に考えられていますが、
安定的に結果を出す、または作出するのは結構な理解と技術を求められるので、
安易に考えて口にする連中には、『 永久に夢だけ見てろ 』 と言いたい所です。

ヘビはやり込んでこそ面白い生き物であるのですが、
大概エサ喰わせてるだけで、何も追求しないうちに消費して、飽きて辞めていきますからねえ・・・。

育成も繁殖も、生体の強健さに甘えるだけで何も考えずに続けていれば、
そりゃあ飽きるのも早いですし、退屈にもなるでしょう。

ですがこの場合、その飼育者が飽きているのも退屈をしているのも、
実質的には生体に対してではなく、その飼育者自身の 『 質と底 』 に対してです。

ヘビなんて分からん事だらけで、追求すればするほど、長くやればやるほど地獄が見えてきますが、
飼育下で何かの種を存分に味わうなら、それなりにやり込んでからですよねえ(´・ω・`)







ナンブミズベヘビ(フロリダミズベヘビ ・ フロリダウォータースネーク)
Nerodia fasciata

DSCF7868.jpg
大きい方の♀ちゃん。
導入時に500グラム台だったけど、あっという間に870グラム。

たったの2ヶ月でこの増加量。
WDのミズベヘビ連中は復旧力が桁違いだな。


DSCF7872.jpg
この種の場合、体液量や余剰水分量が可也多いというのもあるだろうけど。
まぁそれだけ導入時が脱水や細胞収縮で痩せていた、ということだ。

当然ながら水分というのは、飲んでいるだけでは反映率・転化効率は高くない。
しっかりと体に反映させるには材料や条件が必要だ。


DSCF7875.jpg
ただ、いくら私が手を加えているからとは言え、この復旧力の内約に於いては私の理解と技術の占める割合は決して多くない。
無論飼育者が手を加えなければ、導入時の初動での一過性の復旧しか見せずに死んでいくが、
ある程度の下地さえ作ってしまえば、そこからの復旧力はこの種の地力の割合が多い。

だがこの復旧力には育成状況差が絡む。

例えばCHやCB個体を私が800グラムまで育成して、そこから今回この種を導入した初期状態までコンディションを削った場合、
そこからの復旧力はこの♀のような水準にはならないだろう。

この芯の強さは間違い無くWD個体の、野外で培われた構築状況の恩恵だ。

今の私ではこの種のCH・CB個体を、この芯・地力の強さを構築しながらの育成は不可能だろう。
まぁ内約の想定はつくが、とてもじゃないが安易に成せる範疇の内約ではない。


例えば飼育下で同じ年数(仮に5年)生きた所で、低代謝モードにして生き長らえさせただけなのか、
その種の各稼働量を構築し、代謝をしっかり回した上での5年なのか。
その意味は全く異なる上に、当然ながら発生する問題の種類も変わる。

この部分の状況差・水準差を、見れない・考えれない飼育者は多い。 ・・・というか大半か。


何も考えてねえ馬鹿は 『環境再現して飼育する』 なんて軽く抜かすが、
生体のCBとWD個体での構築状況差と、そこからの推移差や機能力差を認識できねえ状態で、
どうやって生体に野外での異常とも言えるアドバンテージの構築を成せる物理摩擦を再現出来るってんだ?
何をどう認識して『これでいい』と判断している?


この種も大量に国内に輸入されてる割には、10年・20年生きたという話は聞かないだろう?
馬鹿みたいに大型化した個体は見たことがあるか?
WD個体を10年・15年育成して、そこからでも繁殖出来た記録は?


無いんだよ、そんなものは。


あるとしても10年前後の育成期間の記録だろうな。
ただ、その場合も間違いなく大型化は出来ていないだろう。


この種も昔から飼育環境がどうたらとか一般層は口走ってきていたが、
その結果、根刮ぎ消費飼育されてるが、環境環境ほざいてる連中は、お得意の 『 環境理論 』 は何処に行ったよ?

物理摩擦も現象計算出来ねえ環境理論はどうしたよ?

飼育ってのは基本的に、個人宅の条件差で決まるものではなく、
身の回りがどういう条件下であれ、
『 飼育者がその種を理解し、その種に必要なものを供給・構築する 』 ということだ。

『個人で差が出る』 などと言っている内は、その種への理解を全くしてこれていないという宣言でしかない。


なら私はこの種を15年・20年やれるのか? というと、現時点では99%不可能だ。

今から15年分・20年分先の生体に対しての摩擦係数とそれによる構築状況、内部推移が演算出来ない。

長期になればなるほど飼育下での小さな負荷や不足は積み重なり、反応値にズレが生じ、
年数が過ぎてから問題が表面化してくるが、その細かい部分の長期間演算をやる理解量が今の私には無い。

この種や各種に対し、その極めて緩やかな長期的負荷で発生する問題が、
どのぐらい後々修正が効くものであるかも現時点では一部しかわからない。

意識的に狙って長期飼育という結果を出すのは、そんなに甘い話ではない。
ましてやWD個体なら尚更だ。

それを野外の『 自然環境下 』では状況差や野外特有の負荷やリスクはあるものの、それなりに成立させてしまう。



ヘビは魚類や両生類のように、環境一体化率が高くはないから、環境設定=コンディション、とはならない。

それを履き違えたままヘビと、魚・両生類を混同して考えるから、
『飼育環境』 なんてふざけた言葉だけ吐いて、ヘビを扱うための認識や理解をしないから消費だけで終わる。


魚に例えるとメダカや鮒の感覚で、
深海魚や鮫や鮪を一般宅の淡水水槽でフルコンデション構築して長期飼育と繁殖が出来ると考えてるようなもんだ。
実際、それだけ逸脱している。


『環境設定』 でヘビをまともにやっていけるなら、環境サイドの物理からの影響値を、
生体の構造・体質・機能等を細分化・相関化した領域まで演算出来ている、ということだが、
なんで何もわからないまま消費してきてんだ?
この復旧力差に対しても認識すら出来ていない飼育者が大半だろう。



・・・こういう範囲が見えるようになると、
野外の物理演算も出来ねえのに 『 飼育環境 』 とか抜かしてる馬鹿共を、白痴やゴミ扱いするようになる。

どれだけ舐めてやってるかが見えちまうからな。
これは私特有のものではない。
他の飼育者も理解量が上がれば、『なにやってんだあいつ』 と考える対象は増えてくるだろう。

自発的に意識や水準を考えられない人間、舐めて掛かってる人間の先なんぞオチが見えてらあな。

ヘビを飼育するなら考えろよ?
今までの消費だけしてきた一般飼育者と同じ結果を辿りたいのか。
自身がその種を扱っていけるようになりたいのかを。


一般層は中途半端、または逸脱した理解や認識を、『この種はこうやって飼育する』 のだと、
推移もわからず、微調整も加えずに決めつけてる馬鹿が非常に多い。

野外の環境をイメージして『飼育環境』等と抜かしてるんだろうが、
ソレ=大量に消費飼育をするための環境、だという認識に変換しておいた方が得だぜ?

その飼育下での環境設定が野外に比類するのであれば、それに準じ生体に対しても野外同様の結果が出るはずだ。
それが何故出ない?
こういった比較認識すら、一般層の大半は放棄してんだわ。


ちなみにこのナンブミズベヘビ、またはミズベヘビ系だが、
一般的にはやたらと痩せやすいだの何だのと言われているが、
それをこの種の基本体質と考えてるなら、その時点でもう結果は見えてるからな?





2019/07/06 Sat. 01:39 | trackback: -- | comment: 0edit

まだ伸びれる 




■2019/0701





『こみっくがーるず』 見返してるけど、ほんと良作。

かおすちゃんつよい子。 かおすちゃんえらい子。 かおすちゃん可愛い。





コリアンラットスネーク
Elaphe schrencki anomala

DSCF7863.jpg
♂ちゃんの方。
現在145~150cmぐらい。

まだ小さいが、まだ伸びていける力は在る。

コリアンラットスネークはアオダイショウ辺りと似てるけど、水分の消費量と保持力に大きく差が在り、
アオダイショウに比べて地味に一定水準以上での育成が難しく、
近縁種のアムールラットスネークよりも、遥かに身詰まりしやすい。

何年か前にも皮下層がすぐに硬くなると書いたが、それはこのサイズでも変わらない。

この体質が在る都合で、最大サイズの上限値が飼育下負荷で低下しやすく、
アムールラットスネークよりも飼育下では大型化し辛い。

だからこそ、本当の大型個体を自分で育成して直に見てみたいよなあ。


DSCF7865.jpg
上半身の色合い。

DSCF7864.jpg
下半身の色合い。

この模様差綺麗ですき (小並)


この種に対し、育成上でやってみたい一手が在るのだが、
場所と手間を食うので、いずれ再度ベビーを導入した時にやってみようと思う。

現状のウチの子のサイズからではなく、
ベビーからの積算発育上でアレがどれだけの差になるのかを見てみたい。





2019/07/01 Mon. 01:12 | trackback: -- | comment: 0edit