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座卓部・新館 -tatami-room round table club-

四角くなる+紫外線の基本影響箇所 




■2018/0506





カンムリキリサキヘビ
Lytorhynchus diadema

DSCF7467.jpg
前より少しはこの種への理解精度も上がってきた。
理解精度は各微調整に絡んでくるから重要な部分だ。

体も四角くなってきたな、まずまずなんとかなりそう。

DSCF7468.jpg
この手の小型種はカルシウムの運用方法が中型種以降とは違うかもしれない。

ラットスネーク辺りの体積に対してのカルシウムの供給量の感覚でやるとダメかもしれんな。
おそらくカルシウム、または骨成分の摂取量に、骨格発達の依存度が高い。

既に対応済みだが、小型種はやはりどこかしらにクセがある。
とはいえ、ウチみたいに変なもの喰わせてないと気にもとめない部分ではあろうがな。


かと思えば別種では、お前何処から骨作ってんだという種類も居るしな。
バリエーションおおいねー(´・ω・`)

DSCF7469.jpg

取敢えずは確実に成長しているな。






さて連休だ、暇潰しにいつもの愚痴でも書いとこうか。





ちなみにこの種類が夜行性だからとかいう馬鹿な理由で紫外線一つ供給しないようなら早い段階で100%死ぬからな。
夜行性だから〇〇が必要無い、なんてよく言うだろう?
だが、その夜行性種が日中どのような状況で、
何の要素をどのぐらい享受しているのかは考えないで、理解しないまま吐かれてる言葉だ。

日中は外部要素からの物理影響を完全に遮断できているとでも思ってんだろうな。



以前、紫外線を遮断し、不足した場合は内臓稼働量、特に肝臓を中心に稼働量が低下すると書いた。

何故肝臓機能が低下すると栄養反映率や水分反映率が低下するのか。
その先で死に繋がるのか。

理由は単純だ。
爬虫類は哺乳類とは違い、
体の各機能を動かすのに自分の体内で自家製生出来る要素だけでは内臓が通常稼働すらしない。

だが、各必要要素を供給し、通常稼働してしまえば各内臓機能の基本的な役割は哺乳類から然程逸脱することはない。


肝臓の機能を考えてみるといい。
特に、アルブミン系の運搬型や各部位で筋肉を組成する以外の蛋白質の役割を。

説明が面倒だから人間の肝機能に絡む話を漁ってみるといい。
肝臓にあれだけの機能や役割が在るにも関わらず、ヘビ業界ではそれを度外視だぜ?

紫外線を供給した結果、体表層や脳内にどういう物質が生成されて、
その物質が何処でどう利用された結果、内臓を動かす要素になるのかは知らん。

紫外線を順当に1年間毎日供給されていた個体と、遮断影響が出て死にかけているような個体とでは、
脳から分泌される、または血中になんの物質が多いのか少ないのか、または特定の物質と結合した結果で、
内臓が通常稼働するのかは、その辺を採取して調べないとわからんだろうしな。

その辺は私の担当ではない。


だが、栄養反映率に差が出る要素であることは確実だ。
紫外線遮断の症状と物理的関連性を、肝臓機能を基準に考えてみるといい。
肝機能の役割を、何処か他の臓器で代用が効くか?

消化しているにも関わらず、栄養吸収が阻害されている場合、肝臓での変換や運搬に問題が在る以外何処にある?

あるとすれば筋肉や皮下脂肪層の細胞性質の構成や機能力差異によるものは存在する。
が、それは一般飼育者には判別も認識も出来ない上に、
内臓稼働量が一定ライン以上・以下で動いていて、その上で必要要素を供給した・しない場合の先にあるものだ。
内臓稼働量で躓くようなら、そもそもそこに連続的に影響が出る。

筋肉や皮下脂肪層からの負荷で栄養反映率や水分反映率が阻害されて死ぬようなら、
それはただ単に表面から干からびて死んでるだけだ。



・・・ヘビのWD個体、まともに飼育できねえだろ? 長く生きねえだろ?

丈夫な種類はともかく、下手物連中は特にな。

当たり前だ。

飼い方云々以前に、紫外線遮断による肝機能障害が出ているからな。

前提として、そこで躓いてるから結果に向けてそこから先に進まない。

・・・てかこの『飼い方』とかいう言葉も嫌いなんだよなぁ、馬鹿しか吐かねえイメージが付いちまってる。


だが紫外線を供給すれば多くの種が飼育が出来るのかと言うと不可能だ。

何度も書いているが、
それ以外に基本的な管理水準、各微調整、種別要求要素や要求比重、機能的・状況的フィルター等が必要になる。

紫外線をやってもその種への理解量を上げない限りは、必ず何処か別要素の供給不足で躓く。

紫外線はあくまでも、『 最大必須要素にして、最低条件 』 だ。



これに異を唱えるならば、
紫外線遮断以外の各要素の遮断・不足による内部推移と死因は大方把握している、ということになる。
紫外線要因が主体ではないと割り出せるんだろうからな。

同時に、その要因のクリアの仕方も把握していることになるが言える人間は居るか?

他の理由があるというなら、その理由はわかってんだよな?


また、トカゲ連中に出る紫外線遮断影響も、紫外線以外の要素で補完できるということになるが?

それを1種に対しやれるなら、全てのトカゲ連中の紫外線の代用もそれで出来るということだ。
種による要求量差も遮断耐性も関係無く、な。

・・・そんなもん存在するかってんだ。


ビタミンDとカルシウムの話も、紫外線の代用として考えてる人間も居るだろうが、
その2成分で肝機能の全てを補えるか?
物理的にありえねえよな。

その2成分が絡む要素は人間と殆ど変わらねえよ。
各部位・状況での要求量が違うだけだ。
どうやって肝臓の代用になるんだ。


で、窓から太陽光が入ってる部屋で飼育していたり、他のトカゲとかに紫外線灯付けてたり、
天井に付いてる照明が蛍光灯だったりするにも関わらず、そんな状況で紫外線が必要無いなんて言ってんだぜ?




ヘビの種別に他の要求要素はおろか、
紫外線の要求量や遮断耐性一つ、種類ごとに違うということも数十年気付いてこれなかった業界・飼育者の結果が現状だ。

結局コーンやラットスネーク、ボールやカーペットのレベルで屈強な連中しかCB化されておらず、
下手物系はほぼ全て死んできただろう?

下手物系で最高クラスの各耐久性を持つ、マダガスカルホグノーズ系の連中すら、
どの個体も簡単には10年20年生きねえだろ?

ウチ以外の国内CBなんて言われてるナミヘビの下手物系は99%CH ( 持ち腹 ) だぜ。
または状態の良いペアをアダルトで導入して、当年クーリングして翌年産ませたパターンか。
で、親のアダルト個体は何年も生きない、と。

それで攻略だ? 繁殖成功だ? ふざけんなクソが。

挙句販売で流したCHまで全部死んで、ソコソコ流れたはずのCHからすら現在に何も繋げてこれていない。

攻略以前に、スタートラインにすら立ててねえんだ。
死なせ続けてきただけなのにまともに飼えてきたつもりになっていただけ。

『エサ食べてたのに何で死ぬんだ』 なんて何時迄も言ってんじゃねえよ阿呆か。



こんな程度は言い過ぎではないよ。
私は自分独りで、自分の失敗・間違い・認識違いをその種に合わせ何百回だろうが何千回だろうが修正してきてるんだ。
それでもまだ失敗や間違い、理解不足が出てくる。

自分に足りないもの・間違いがあると認めたくないなら、問題の明確化・修正を嫌うなら、爬虫類なんぞ飼育するな。

固定観念やくだらねえプライドなんぞ理解と技術の邪魔にしかならねえよ。

一時的な所有欲だけでやってんなら、先には何も残らない。


私以外の極少数の人間が多少得てきた理解に対しても、新規の飼育者が度外視したりするから尚更先に繋がらねえ。
で、死ぬのが嫌だと言い、飽きたと言い、何も理解しないまま辞めて終わり。

少数の人間でもいいから、なにか1種でも特化してやれるようになって、
多くの個体を抱えて長く続けてくれれば先はあろうが、ろくにそんな状況にすらなりもしない。


よくヘビが好きだの、その種が好きだのというセリフは見るが、
攻略や繁殖が他人任せの時点で本質的にはどうでもいいのだろう。

国内で誰もまともに飼えなかろうが、繁殖できなかろうが、
輸入が止まって国内のその種が消えようがどうでもいいのだろうな。

好きという言葉の浅さたるやなぁ。




私もこの種へは紫外線の供給量は多くしてある。
この種は基本的に夜行性扱いだが、紫外線要求量は高い。

紫外線を遮断した状態では、私が全技術ぶち込んでも攻略など永遠に不可能だよ。

・・・爬虫類の肝臓機能を代用する技術など人間の手では不可能だからな。


だがこの種ですら幾つか落とし穴がある。
紫外線やったぐらいで攻略できるなんて考えないほうがいい。

私ぐらいでは当たり前のように結構神経すり減らしてやってるからな。
私でもいくら理解を上げても足りないと考え、攻略できるかどうかわからん連中に、
コーンぐらいの認識で取り掛かり、10年20年飼育していけるなんて考えるなよ。

カンムリキリサキヘビすら、昔入荷された個体は99%が短期間の内に死んでいるだろうよ。

本当に誰でも簡単に飼育が出来て、紫外線すら必要無ぇならマウスレベルで殖えてんだよ。
何で殆ど死んでんだ。

・・・ここで多くの飼育者は、寄生虫や病気のせいにして逃げてきたんだぜ。


エサ喰わせてるだけのコピペ飼育による負荷範囲なら、死因も内部推移もほぼ全て見えるわな。

コピペ飼育に縋って、『やってみなきゃわからない』 『自分ならやれる』 なんて、今更オチのわかってるコントにしかならねえやな。

さて、いつまでスタートラインにも立たずに無駄に殺し続けるかねぇ。





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2018/05/06 Sun. 06:06 | trackback: -- | comment: 0edit

騙し騙し 




■2018/0408





ベルニエリキバシリヘビ(ベルニアキバシリヘビ)
Dromicodryas bernieri

DSCF7421.jpg
まぁぶっちゃけ現状、騙し騙しでやってる感じ。

ボチボチ時間掛けてやっていくか。

DSCF7423.jpg
幾つかの点で確信が持てない。

ただ、落とし穴らしきモノの一つはわかった。
これがあるなら、そりゃまぁ死にやすいだろうなって感じ。

・・・一つで済めばいいけど(´・ω・`)

DSCF7424.jpg

普段結構潜ってる事が多い。

多分そんなこったろうって事で床材はかなり厚めに入れてる。


ちなみに一般的な感覚で言うと、潜り系だから○○は必要無い。
とかで飼育すると当然ながらこの種だけでなく、大概の種類で弊害が出る。

表面化しづらい部分の緩やかな稼働量低下は私でも気づきづらく、下手すると気付かないことすらある。

一般飼育者の多くは、アレも必要無い・コレも必要無いと、独自の判断で多くを切り捨てていくけども、
その内の一つ、または幾つかが中期的・長期的な致命傷になってるなんてよくある話だ。
根本的に飼育する気も攻略する気も無ぇんだろうなという感じだけども、
まぁもしやる気がある人間が居るなら、そういう連中の感覚には引きずられないように。

やる気の無い馬鹿と共倒れになりたいか? なりたくはないだろう。


自分の目に映らないもの、現時点で認識できないものに対して、
存在しない・必要無いではなく、 『 何が見えていないのか 』 と考えれないなら、少しも先へは進めない事は保証する。


ちなみにある程度のマニュアルに準じ環境設定し、ヘビの自己選好性で多くの種類を攻略できると考えるなら、
その飼育者が単にめんどくさがって理解を放棄しているだけだ。

そもそも、ヘビは状態が悪ければ悪いほど、部分的に稼働量が低下すればするほど、
ヘビ自身の欲求や向性的な自分の体や外部に対しての感覚と、ヘビの体自体の必要性には 『 ズレ 』 が生じてくる。

ヘビは人間が思ってるほど自分の体を把握できてはいない。
各部構成状況を自身で構造的に把握できるほど、ヘビに理知は無い。

そんなものでやれるなら、海外の底辺技術層は別として、
少しマシぐらいの連中はどんな状態からでも、どんな種でも、失敗することは無いからな。

それは細部の理解をせず、長期的飼育を前提にしていないから出てくる考えだ。


どれだけやっても足りない、どれだけやっても見落としがある、どれだけやっても失敗する可能性はゼロには出来ない。

少し理解が増えれば、少しマシな状態になる。 少しは長く生きてくれる。

考えることを止めたら、その飼育者はもうそこで終わりだ。










2018/04/08 Sun. 00:52 | trackback: -- | comment: 0edit

病気には理由がある 




■2018/0309





暇つぶしにツイッター見てたら、ヘビのマウスロットの多さが目に付く。
どうやら薬だけで対処しているようだが、なんだかなぁという感じ。
水面下ではもっと発生しているんだろう?

以前から何度も書いてきているが、ヘビが何かの症状になるには、必ず理由がある。

その理由は 『 必要要素の供給遮断・不足により、本来の体の機能が活かせないことによるものである 』

根本的にこの理由以外は99%存在しないと断言してもいい。
(遺伝子要因は除外)

上記 『』 内は、人の飼育下負荷という意味だ。


マウスロット・肺炎・気管支炎・クリプト、一般飼育者の所ではこれらがメインで発症するようだが・・・

私は多くの個体を抱えてるが、それらを発症しないのは何故か。
私の所ではまずなることは無い。
何故なら、ならないようにしているからだ。

最後に肺炎が出たのは数年前のモンペリエスネークの1号だ。
モンペリエは種別要求要素が絡むため、通常の肺炎とは理由が違う。
だが今ではあの原理は全て理解している。


クリプトは私のところでは発症した事は無いが、
私のところで発症しないということは相関性上、理由の検討は付くよなぁ。



これらは感染力が強いだなんだと言われているが、例えばそれらを発症している個体を私が購入したとしよう。
そしたらすぐに通常の飼育を開始する。
別の部屋やスペースに隔離などは絶対にしない。
何故か?
免疫と細菌の相関性を理解しているからだ。
構造が見えていれば闇雲に怖がる必要は無い。
私の手元の生体は、新規で買った病気の生体を同じケースに同居させても伝染ることは無いと断言していい。
現に伝染ったためしが無く、伝染らない理由を生体に構築しているからだ。

何度か書いているが、逆に伝染りやすくなってしまっている場合は、飼育下負荷の積算により、
他の生体も同じ感染条件を保有してしまっているということだ。



ヘビの免疫は哺乳類のシステムと違い、その可動量や維持に外界依存の比率が高い。

基本的な供給要素は当然のことながら、
特定の体の機能や、臓器の正常な稼働に、その種の種別要求要素や要求比重が存在する場合、
その要素の供給自体がその部位の稼働量にダイレクトに直結する。
そして当然のように他の部位の稼働量での補助が効かない。


種別要求要素や要求比重を遮断するということは、
人間でいうと、臓器を7割削り取られたり、臓器の血管の本数自体を減らされているようなものと考えればいい。
その状態では当然まともに機能しなくなる。
まだ体内の閉鎖的な位置にある臓器ならば免疫も多少は補助が効くだろう。

だが、マウスロット・肺炎・気管支炎・クリプト、これらは全て、呼吸・摂食等で外界に触れることが必然的な場所だ。

そうなると稼働量や免疫が低下していると細菌の影響を直接受ける。
その上、稼働量が下がった状態で、更に稼働量が下がった原因の場所に置かれ続けているわけだ。
その状況では症状の進行を抑制するものも存在しない。

そうなったら症状は進行し放題だ。

んで、外界から細菌などの影響を受ける部位があるということは、それらを抑制する要素も同じ部位で受けることになる。

それは当然だよな。
例えば乾燥と微弱脱水の積算・肺の粘膜量低下により肺炎が出たとする。
それをその部位以外のどこでそれが補助できる?
その役割はどの部位・臓器が担う?

そんな機能はヘビには存在しない。



マウスロット・肺炎・気管支炎、
( クリプトは大方算段は付いてるが、直接的なデータがないから一応除外しておく。 
が、野外で常在菌みたいなもんが一般飼育下で優位性を持つってのは、まぁそういうことなんだろうがな。 )
これらは単純な負荷積算で発生するものと、
種別要求要素・要求比重の供給不足で発生するものとの2つがある。

似たようなもんだが実際は結構違う。

単純な負荷積算の場合は、症状が軽く、薬品類でも治りやすい。
積算負荷で削られている要素も初期段階では軽く、感染条件が成立してからも暫くは薬品で無理矢理抑制が効く。
だが薬で抑制して症状抑えて、また発症した状況に戻して、
飼育下負荷を与えて発症してダメージを与えて・・・と繰り返すと、
当然その部位は負荷とダメージの積算で弱体化していく。
そうなると薬もだんだん効かなくなり、最後には症状よりもその部位の不全や炎症・壊死で死んでいくだろう。

ボールパイソンの肺炎・気管支炎が良い例だな。
アレは単純負荷の方。
海外でボールパイソンの肺炎や気管支炎に有効な薬品が開発されるだなんだと言っているが、
ぶっちゃけ言うと、馬鹿じゃねえの(´・ω・)? ってのが本音だ。
海外連中が寄ってたかって何やってんだと。

あんな簡単な状態と細菌の相関性も見えていないという事だよな。
これは数年前に2回ぐらいウチの記事に書いてある。

だが皮肉な話で、発症しないギリギリでやっていける個体も居る。
耐久力の強い種類なんかがそれをやる。
通常そういう個体は経年で体がガレていくけども。

また、水入れに頻繁に入る個体も自己補完の都合で、発症する状況のはずなのになりづらい。



種別要求要素・要求比重の方は、これは可也厄介で、
特定の部位や臓器に特定の要素を供給・状況が成立しない場合は、積算で100%早い段階での死が確定している。
単純な負荷積算のように緩やかに削られていくのではなく、直接稼働量が低下していくため、
何らかの感染症が発生する前に炎症や臓器不全で死亡する場合が多い。
また、種別要求要素・要求比重の遮断により何らかの感染症が発生した場合は、
薬が効いてもせいぜい相当な初期段階だけだ。
だが抑制している間にも、炎症や臓器の機能低下は進行する。
あくまでも二次的な感染症を抑えているに過ぎない。



薬品による症状の治療や駆虫などには、ヘビの場合は限界点がある。

ヘビはある程度の下手物になると、種別要求要素・要求比重がほぼどこかしらに存在する。
単純負荷の積算などやっている内は攻略などは出来ないのは当然ながら、
種別要求要素・要求比重に対してその充足率を補助する薬品などは当然存在しない。

種別要求要素・要求比重の遮断・供給不足で発生した症状やそこへの感染は、
一時的に表面的な症状・細菌を薬で消しても、
遮断・供給不足によるその部位や臓器の稼働量低下が改善できるわけではない。
それは単純負荷でも同じことだが、こっちの方はダメージや進行速度が単純負荷のものとは桁違いに多く、早い。

連続的に薬品で抑制しても炎症や低下・不全が改善されるわけではない。
そもそもが、細菌に感染したからその症状・稼働量低下があるわけではないのだ。

それを薬で治そうと考えるということは、
人間で言うと免疫低下系の病気がある人間が二次感染起こした場合、
免疫を上げる対処や補助を一切しないで、二次感染症に対する治療薬だけを投与してる状態や、
または内部で血管が切断された臓器を抗生剤で治そうと考えているのと同じレベルだ。

そんな馬鹿げた手法が通用するかっての。



駆虫も同じで、駆虫薬に耐えれる種類ならまだいいが、
薬品使ったら死ぬような種類はどう攻略するつもりだ?

免疫を上げて寄生虫に対しての優位性をヘビに保有させることが出来ないということは、
免疫低下による負荷を連続的に与え、対応能力が低下したままになり、根本的には寄生虫リスクは野放しということになる。

パソコンにウイルスバスター入れないで、ウイルスの発信者だけをなんとかしようとしてるようなもんだ。

ましてや小型種は中型以降の連中より薬品や免疫低下の影響を受けやすい。
寄生虫よりも生体が薬品に弱いなんざザラにあるだろうしな。


だが寄生虫要因の死亡なんてそんなに比率を占めるものでもない。
しかし、死んだら寄生虫のせいにする飼育者は多い。
だが実際の所、大半は基本要求項目・種別要求要素・要求比重の遮断・供給不足で死んでいる。

一般飼育者が寄生虫に安易な不安やリスクを想定するのは、
昔からろくに理解出来てない連中が、どんな理由で死んでも寄生虫のせいだと騒いでいた都合もあるだろうな。

・・・当時、生体に逐一駆虫薬使って飼育してた人間も居るだろうが、
結局ちょっとした下手物連中すら今に繋げてこれていないだろう?


サンビームスネークなど、私の手元に居る古いのは導入してから8年ぐらい経過しているが、
今だに寄生虫出してるが別段変に痩せてもいない。

寄生虫で死んだと言う人間は、それが何故寄生虫要因であると判断した?
どの臓器がどういった理由で寄生虫による不全や変質を起こした?
死という同じ結果に収束する過程は見えない部分が大半なのに、理解が無い状態でどうやって絞り込める?
それを絞り込むには普段の管理の中で、
自分がヘビの何処に何を供給・構築出来ているのかを認識・自覚できている必要がある。

寄生虫要因で死んだと断言するには、よほど寄生虫に詳しい人間か、
または私のように構造的な相関性をある程度把握している人間以外は不可能だ。


同時に、人の部屋で寄生虫で死ぬならば、何故その個体は、今まで野外で生きてこれた?

そんなタイミング良く寄生虫で死ぬ寸前の個体だけを野外から持ってこれるわけがないのになぁ。




多くのヘビを攻略していくならば、こういった『壁』は絶対に超える必要がある。
余程丈夫な種類以外は、生体の耐久性に甘える事が通用しないからだ。

おかしいと思わないか?
丈夫だなんだと言われ、実際に野外での強健種が、人の部屋でたった数ヶ月~数年で死んでいくのは。




失敗は構わない、早い段階で難易度の高いものに恐れずに手を出すことも構わない。
だが、頭に花咲いたような自己満足ではなく、まともに理解量上げていかないと、全て死んで手元には何も残らない。

まぁ、手持ちの生体が弱って死んでいく姿を眺めていたいような性癖なら話は別だがな。


生体死なせて、自分を責めるなという人間が居るが、確かに責める必要は無い。
・・・だが考えたか?
それがそうなった理由を。

昔と違い、今は私がこうやってヒントぐらいは提供している。
幾つかの理由で丸々情報を流すわけにはいかないが、考え方というのが有ると無いでは見えてくるものが変わる。
どういう事が出来るようになるのか、という指標があるだけでも違う。

同時に、ヘビの昔から言われているような既存の一般飼育者向けの飼育方法の観念は全て捨てろ。
何もせずに、エサ喰わせてるだけだから死んでいくんだ。


死なせてしまって本当に悔しいなら、死に物狂いで考えろ。

必ずそれに理由や原理は存在する。
ヘビは爬虫類だ、哺乳類的な認識も全て捨てろ。

大事にしたい生体を自分の無知から守れるのは、自分だけだからな。




マウスロットや肺炎が治らない・防げないだって?

ふざけんな。

私はMalpolonの種別要求要素と構造ですら明確に理解し、超えてきた。
何も知らない所から誰からも教わらずに自力で辿り着いた。

基本構造と免疫と細菌の相関性さえ少し理解できれば、
種別要求要素は別としても、単純負荷からのマウスロットや肺炎などは予防も治療も当たり前のように可能だ。
そんなものは私がとっくに日常化している。

それは才能ではない、唯の萌豚に何の才能が在るってんだ。
考えて、理解を積み重ねた結果だ。


断言するが理解が発達しない人間は、生体が死んだ後で、絶対にモノを考えていない。
今、自分が思いつく程度の想定に、自分にとっての都合の良さを頭に浮かべているだけだ。
そこから先へは絶対に行こうとしていない。
だから理解が進まない。

業界が始まって何十年経過しようと、飼育を始めてからどれだけ時間が経過しようと、
ストレス・病気・寄生虫・・・じゃあ薬で・・・それらしか頭に思い浮かべない。

生体が死んだ後、「もっと勉強します」 「努力します」 「もっと早く気付いていれば」

言葉とポーズだけ。

そこから本当に努力した人間がどれだけ居るよ?

生体に生きていて欲しくないなら何の為に飼ってんだ。

爬虫類は勝手に生きててくれる犬猫みてえな生き物じゃねえだろうが。




本当にまともに飼育をしたいなら、
少しでもシビアに考えている人間・結果を出せる人間の考え方や言葉をベースにした方がいい。
別にそれは私である必要はない。
一部ではあるが少しは良い飼い方をしている飼育者は居る。

何が生体の負荷になるのかを考え、少しでも理解し、
本当の意味である程度良い状態で飼えている人間を見つけ、その飼育下での物理上の相関性をよく見ることだ。


ロクに理解や技術も無いどこの初心者が流したともわからない飼育理念には、自分の生体は委ねない方が懸命だ。

それは無知な初心者に、自分の代わりに飼育させているようなものだからな。

毎度情報制限や、あえて書いてない部分が多くてすまないが、
十分なヒントにはなっているから自分の生体を見ながら考えるといい。





2018/03/09 Fri. 21:13 | trackback: -- | comment: 0edit

そのイメージは 




■2018/0226





カンムリキリサキヘビ
Lytorhynchus diadema

DSCF7361.jpg
この1ヶ月で♀ちゃんが一壁越えた感じがする。
体長も少しは伸びたんじゃないかな?

DSCF7363.jpg
床材は当然しっかり加水する。
ただ、他の種類よりも加水量は多く、床材が乾燥している期間も他の種類よりも少なくしている。

昔からよく言われてるようだが、砂漠系は乾燥させて飼育するだって?
冗談www
エサしか供給しない系の飼育者が、
新聞紙やペットシーツでコーンやボールパイソンを飼育している状況が既にこの上ない乾燥環境にある。

少なくともコーンすら鱗や皮下層が乾き、ボールパイソンがたまに気管支炎を発症し、
現在までのヘビ業界の歴史の中で、カンムリキリサキヘビのような連中が脱水の積算で死んでいくぐらいにはな。

それより更に乾燥させるとかありえんわな。
ウェットポイントを作り、それで選択行動で自己補完が効く種類であればいいが、それが通用しない種類は多い。
また、自己補完が効いても水分関連全てをそれで供給できるわけではない。
ヘビが避難的な意図でウェットシェルターを利用しているなら、その時点で負荷が積算していっているということだ。


砂漠=乾燥
これ、何処から涌いたイメージだ?
常時乾燥させることで発生するヘビへの供給要素と各部位・各要素との相関性上のメリットや、
ヘビの体に何が創られていき、どのような身体的構築がされるのかを、誰か説明できる人間は居るか?


もし居たならそいつは完全な基地外だ。
そもそもヘビにおいて物理的にそこからの構築は存在しない。
脱水すればするほど細胞が増殖しやすくなるなんて原理が何処に存在するよ。

例えば、消化後の栄養素や血漿成分が体液量・水分量の減少した体でどういう動きをするか考えてみるといい。


DSCF7364.jpg
体表からの水分揮発量を阻害したら問題の出る種類は多いが、
常時乾燥が要求要素としてデフォルトの種類はヘビでは存在しない。

だが当然逆も然りで、常時ベシャってる環境がデフォルトの種類も居ない。

最低限、生体の体積と飼育空間内の物理的摩擦とその推移という概念は意識に入れておいた方がいい。

でなければ今までのように多くの飼育者がやってきた、ケース内で乾燥させて殺すような、
子供がやる程度の失敗をこれから先も何時迄も繰り返す事になる。





2018/02/26 Mon. 21:19 | trackback: -- | comment: 0edit

今更の話 




■2018/0220





モイラスネーク
Malpolon moilensis

DSCF7337.jpg
そう言えばこの種には特化した機能があるんだけど、暇つぶしにでも書いておこうか。

まぁ今更かよって話なんだけども。


DSCF7332.jpg
上の画像はミスティングした後なんだけど、目と鼻孔の間に水が水滴状になっているのがわかるだろうか。
目と鼻孔の間に窪みがあるんだけど、そこに水が留まりやすくなってる。

あと、画像には収められなかったが、頭部中心の目の間(頭頂板と額板の間)にも水が水滴状に付着しやすい。


DSCF7333.jpg
そして口をモゴモゴして飲み始めると、目と鼻孔の間と頭部中心の水滴が減り始めて、
口の動きを止めると水滴の減少も止まる。

何が起きているかというと、鱗の隙間で水を捉えて、鱗の隙間を口に向かって水が流れているわけだ。

モイラスネークだけではなく、全てのヘビにこの機能は存在する。
けど、モイラスネークのこの機能は他のヘビよりも効率的に機能する。

鱗の素材感もそれに合わせたものになっている可能性が高い。

DSCF7334.jpg
口の上唇板の鱗の重なりが縦になっている理由の一つがそれに準ずる。

下唇板もその役割がある。
ヘビが水入れの上を移動する時に下顎を少しだけ水面に付けた後、口を動かしているのがそれ。
鱗の隙間を通して口に水を少しだけ含む行動。

これのメリットは夜間に中空水分量が増加した際に、自然と体に付着してくるものや、
何らかの活動時に野外状況での物理的摩擦などで、水分が自動的に口に入ることだ。

水が隙間に吸い込まれるように浸透していく、あの現象がデフォルトでヘビにはあるわけだ。

だが鱗の隙間を自動的に流れていくだけではなく、頭部周りの鱗の間の水を口に運ぶ動きも意図的に出来ているはずだ。
頭部に付いた水を飲んだり留めたり出来るのはそういうことだろうしな。


そんな微々たるもの・・・と思うだろうが、それは積算時間や摩擦係数が認識出来ていないだけだ。
ヘビの一般飼育下ではよく鱗がベコベコに凹んでいたり、薄かったりするのをよく見かけるが、
どういう負荷がどのくらいの時間積算すればその形質に変化していくのか、
ということを考えて少しばかり理解すれば、野外個体に一日中張り付いていなくとも、およそ感覚的にでも割り出せるだろう。

夜間に野外の複数の状況下で活動する機会が多い人間は感覚は掴みやすいだろうな。
空気・土・植物、少しは記憶にあるはずだからな。


モイラスネーク見てたらこの機能があまりに効率的なもんだから今更ながら書いたけども、
このぐらいの話は知ってる人間は知ってるわな。

まぁ形質には複数の意味が在るって事だ。





2018/02/20 Tue. 19:07 | trackback: -- | comment: 0edit